企業型にもデメリットは存在する

運用に精神的な負担がかかることもあり

良いことばかりの企業型の確定拠出年金にもデメリットはあります。掛ける期間が長いので(60歳以降まで)、一般の金融商品のように途中で換金することはできないのです。

老後の資産にするという目的の上では、そのほうが貯まりますし、当たり前のことですが、急な出費があったとしても当てにはできなくなります。

また、マッチング拠出(個人で掛金の上乗せ)が可能だったとしても、無理をしてしまうと、日々の生活に支障が出てしまうことも考えられます。

生活が破綻しないよう、くれぐれも注意することが大切です。他にも、運用商品は企業型では限定されますから、その中でどのようにしたら良いかは、自分で知識をつけて勉強していかなければならなくなります。万が一、最終的に資産を減らすようなことになっても、運用は自己責任ですから、誰も責めるわけにはいかないのです。

さらに、企業型の確定拠出年金に加入すれば、社会保険料も軽減されますから、老齢厚生年金受給額が減額されることにもなります。これらを踏まえて上手な運用をしていかなければならないでしょう。

あまりお金のことを考えるのが得意ではない方にとっては、精神的に相当な負担がかかるでしょう。

デメリットはメリットの裏返し

デメリットはメリットの裏返しです。例えば、運用次第で掛金の金額より増えていくとか、運用益は非課税だとかいっても、将来の老後の最終的な年金資産は予想できないため、人によっては不安材料になるかもしれません。

最低でも元本割れにならないようにする、運用の悩みは尽きないでしょう。また、ポータビリティができるといっても、勤務期間が3年未満なら、運用資産の持ち運びができない可能性があります。このようなデメリットを知ることは必須で、結局は、自分が損をしないようにしていかなければ、誰がしてくれるものでもありませんから。

前向きに考えれば、投資や税金に詳しくなり、デメリットをデメリットと感じなくなることが一番でしょう。